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靴外来について
外反母趾の足は左右の足の大きさが違うため、靴選びが大変です。その点オーダーメードで靴を作るとあたる部分もなく、歩くことが楽しくなります。靴外来では、靴の製作だけでなく足底板(中敷き)も工夫しています。
シューズの型も豊富ですよ。
靴外来の流れ
1. 採寸
ポドトラックを使用し、立ちあがった時、どの部分に圧力が集中しているかをプリントした結果から、体重心や歩き方の癖などを読み取ります。
2. 足部の計測
メジャーを用いて足部の各ポイント(ボールガース、ウエストガース、スパンガース、ヒールガース、トップガース、ハイトガース、趾の高さ)の週型を計測します。
3. 足部の採型
Casting Sockとメモリーフォームを用いた採型を行います。これはプラスチック包帯がロールになったもので靴下を履かせるように巻き上げると巻きむらのないモデルを採ることができます。
4. スキャニング
YETIでCasting Sockの形状を0.1mm単位の精度で、3次元データに置き換え、コンピューターに取り込むことができます。
5. ラスト(木型)の選択
スキャニングされたデータがコンピューターに入力され、ラストライブラリーより患者さんそれぞれに合ったラストをコンピューターが選択します。
6. ラストの修正
コンピューターが選択した患者さんそれぞれに合ったラストにポドトラックデータや足部の計測結果を入力し、ラストの修正をコンピューター上で修正します。
7. ラストの削りだし
コンピューターデータから直接、切削機でラストを削りだすため、精密なラストを短時間(1個あたり10分弱)で削りだすことができます。
8. 足底板の削りだし
ラスト削りだしと同じように足底板も削りだします。足底板は1枚あたり5分弱で削りだすことができます。
9. ラスト完成
弊社のCAD-CAMを用いたラスト削りだしは「適合性」「納期短縮」「復元性」を追求した新しいシステムです。
10. モールドシューズ(チェックシューズ)
ラストを確認するため仮合わせを行います。
弊社モードシューズは透明素材を使用していますので直接書き込むことができるので迅速にチェックカ所を書き込むことが可能です。
11. ラストの微調整
モールドシューズでの仮合わせ後にラストの形状を微調整し、そのデータをコンピューターに入力します。
12. 平面展開
ラストの三次元データを二次元データ(平面)に展開し、靴の型紙をコンピューターより打ち出します。 この時、同時に製作指示書も打ち出します。
13. 皮革の裁断
コンピューターにて、打ち出された型紙から靴に合う皮革を裁断し、縫製します。縫い合わせたものを「アッパー」と言います。
14. 縫い合わせ
ラストにアッパーをかぶせ、靴の形にまき込み(つり込み)ます。また、デザインや機能に応じて靴底を選択し、圧着機で取り付けます。
15. 完成
靴底とアッパーを仕上げ、ラストを取り外して完成となります。